幼い頃、家で飼っていた犬と会話がしたくて、何を考えているのかがどうしても知りたくて、獣医師を志しました。

結果、今は自分の飼っている犬と猫の考えている事はほぼ分かります。

もちろん私の犬と猫は人の言語を話す事は出来ませんが、不自由なく意思疎通が出来ていて、幼い頃の望みは叶えられた気がして満足しています。

が、それは獣医師でなくても実現出来る事でした。

動物と心を通わせれば、資格などなくてもその動物が何を考えているのかは理解できます。

資格を持った人間として今みなさんに伝えたい事は「傍にいる動物の良き代弁者になって頂きたい」という事です。

私たちは、技術と知識を使って動物の命を救います。

しかし、その動物の代弁者は家族であるみなさん自身です。

動物が病気にならないようケガをしないよう最善を尽くす事、そして動物が豊かな人生を過ごせるよう最大限サポートしてあげる事。

これは、共に暮らす人の当然の義務ですが、それを重圧と感じずむしろ楽しみ、共に過ごす人の人生も豊かにする力が動物にはあります。

いつかみなさんの大切な動物の命と向き合う時が必ず来ます。

限りある命に抗う事は出来ませんが、その時、みなさんには絶対に後悔を残して欲しくありません。

「ありがとう」と動物を見送ってあげて頂きたいからです。

その為のサポートを、私たちは全力で行います。

そんなわけで、史上最高の動物病院を目指してます。

その先に、動物と人のより良い関係性の築ける社会が広がると夢見ています。